オンライン多文化交流 Online multicultural café
「在住外国人支援と市民性教育を目的とした多文化共生E-サービス・ラーニングモデルの開発」プロジェクトでは、「オンライン多文化交流 Online multicultural café」を実施しています。
「オンライン多文化交流 Online multicultural café」とは?
コロナ禍で留学や多文化交流の機会がなくなったり、留学先で外出できず孤独になりがちな状況になったりすることもあります。このような状況を鑑み、コロナ禍で孤立しがちな人と人をつなぎ、オンラインでの多文化交流の可能性を考えるプロジェクトを立ち上げました。多文化交流の経験は、異なる価値観の存在を知り、自分を見つめ直す機会になります。このような経験は、多様性が前提となる社会の一員として何ができるかを考えるために、とても貴重なものです。そして、教育機関を越え、学生スタッフ・ボランティアでこのような場を企画・運営することを通した学びも目的としています。
他の国際交流や言語交換学習とは、違うのですか?
「母語話者(native speaker)から学ぶ」を目的とした活動とは少し異なります。多文化交流で対等な参加が促せる場にするには、使用言語や参加者の文化背景から生じる力関係への配慮が欠かせません。このプロジェクトでは、特定の言語のみを学ぶ場とするのではなく、トランスランゲージング(trans-languaging)実践の場として、オンライン翻訳ツールの利用、参加者間の助け合い、傾聴など、複数の言語・非言語リソースを駆使したコミュニケーションを目指します。このような新しい形の多文化交流が普及することが、多様性に配慮した社会創りに繋がると考えています。
誰が参加できますか?
大学、専門学校、日本語学校などに所属されている学生であれば、世界中から参加していただけます。過去の企画では、日本の他に中国、韓国、マレーシア、ベトナム、エジプト、アメリカ、台湾、などからも参加いただきました。企画・準備スタッフをしてくれる人も世界から募集しています。
どんなことをしていますか?
学生スタッフで活動の企画アイデアを出していきます。
- 第1回2020年 11月25日「私は誰でしょうゲーム」、「写真で話そう」
- 第2回2020年12月21日「多言語しりとり」、「フリートーク:冬休み」
- 第3回2021年2月8日「人狼ゲーム(word wolf)」、「google earth/百度で世界旅行」
- 第4回2021年6月25日「人狼ゲーム(word wolf)」、「動物の鳴き声クイズ」
- 第5回2022年5~6月予定
詳細は、案内例をご参照ください。日本語の他に、やさしい日本語、中国語、英語、韓国語の案内を作成しています。
共催・支援
- 立命館大学研究部 withコロナ社会に向けた研究プロジェクトVisionaries for the New Normal:「在住外国人支援と市民性教育を目的とした多文化共生E-サービス・ラーニングモデルの開発」(2020年9月~2021年3月) http://www.ritsumei.ac.jp/research/member/corona/
- 科学研究費 基盤C「日本語支援者の学び解明と促進を目指した多文化サービスラーニングの開発」(2019年度~2022年度) https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-19K00723/
過去の企画案内
中国語版(第1回)
やさしい日本語版 Simple/considerate Japanese version (第2回)